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呼吸器疾患検査について

慢性咳

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長びく咳は呼吸器の病気が隠れている可能性があります。

・肺癌
・感染症(結核、肺炎、副鼻腔炎(ちくのう症)、マイコプラズマ、クラミジア、百日咳など)
・アレルギー疾患(喘息、アトピー咳嗽、アレルギー性鼻炎、咽頭アレルギーなど)
・慢性呼吸器疾患(COPD、気管支拡張症、間質性肺炎など)
・感染後咳嗽
・逆流性食道炎
・食道内に逆流した胃酸が食道周囲にきている迷走神経の反射を引き起こすことによって咳が出ます。
 胃酸をおさえることで咳が良くなります。
・薬の副作用

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)

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睡眠中に病的に呼吸が停止してしまう病気です。(停止すると言っても永遠に止まっているわけではありません。10秒以上の呼吸停止を無呼吸といいます。)睡眠中、呼吸停止が酸素不足を起こすほど長く続くと、あまりの苦しさに一瞬目が覚めて息を吹き返します。酸素が戻るとまた眠りに落ち、呼吸が止まって…の繰り返しです。(一瞬目が覚めると言っても、本人はそのことを覚えていません。)本人はいくら寝ても朝の寝覚めがすっきりしない、日中の眠気に気づいていますが、睡眠中の呼吸がどうなっているかについては知らないままなのです。そこで、睡眠時無呼吸があるかどうかについて知るためには特別な検査が必要です。
睡眠時無呼吸で問題なのは日中の眠気や交通事故だけではありません。本来安静であるべき睡眠時に自律神経がストレス状態におかれることで、カテコールアミン(アドレナリンなど)の血中濃度上昇、睡眠時高血圧、血糖の上昇を起こし、動脈硬化、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、多血症などの障害につながっていく可能性があるのです。当クリニックでも、早朝高血圧や多血症がきっかけで睡眠時無呼吸症候群が見つかった方が多くいらっしゃいます。

気管支喘息

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空気の通り道である気道が慢性的な炎症で狭くなり、さまざまな刺激をきっかけとして、のどがヒューヒュー、ゼーゼーと音がしたり、咳や痰がでて呼吸が苦しくなる病気です。ヒューヒュー、ゼーゼーを喘鳴(ぜんめい)と呼びます。
症状は自然に回復することもありますが、治療により比較的速やかに回復します。治療や予防を怠ると症状が繰り返します。
年に数回、軽い喘鳴を起こすだけの場合でも気道には慢性的に炎症があるため、喘息の兆しが見られる段階から、少しでも早く治療を行うことが大切です。中止の指示があるまでは勝手にやめないことが重要です。

COPD(Chronic obstructive pulmonary disease 慢性閉塞性肺疾患)

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最近、COPDという病気が注目されています。以前までは、肺気腫、慢性気管支炎と診断されていた病気です。COPDは、タバコなどにより気道や肺胞が炎症で傷害され、肺の働きが低下する病気です。COPDになるとせき、たん、息切れなどの症状がみられるようになり、進行すると正常な呼吸が困難になります。
COPDにかかる人は年々増え、死亡する方も増加しており、今では、日本人の死亡原因の第10位となっています。COPDによる死亡者数は世界的にも増え続け、世界保健機関は、2030年には死亡原因の第3位になると予想しています。
COPDは、せき・たん・息切れなどのありふれた症状から始まるので、見逃されがちです。40歳以上の方で「タバコを吸っている」「階段を上るのが辛い」「よく咳が出る」など、思い当たるフシがある方は、COPDの簡単チェックを試してみましょう。

  1. ひんぱんにが出る状態が、3カ月以上も続いている。
  2. 多量の痰(たん)が出る状態が、3カ月以上も続いている。
  3. 着替えをする、階段を上がるなど、少し動いただけで息切れする。
  4. 長期間の喫煙または、職業上のほこりにさらされることが多い。

上記のうち、当てはまる項目が多いほどCOPDの可能性があります。
すべてに当てはまる場合は、受診することをおすすめします。

在宅酸素療法

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自宅に酸素供給装置を設置し、酸素を吸入することを在宅酸素療法と言います。酸素濃縮器と液体酸素の2種類があります。
当院では、来院が可能な方の在宅酸素療法の指導・管理を行っております。
在宅酸素療法は、慢性呼吸不全の患者様の生命予後の改善などに役立っており、自宅での酸素吸入により在宅での療養や社会への復帰を可能にしています。